エクセルで条件付き合計を計算する関数としてSUMIFとSUMIFSの二つがあります。前者が条件が一つだけ、後者が条件が複数の場合に使用します。
ここで、はっきり言います!
・SUMIF関数は覚える必要はない! SUMIFS関数のみ覚えておこう!
なぜ、SUMIF関数は覚える必要がないの?
まず、SUMIF関数で下の銀行ごとの費用の合計を求めてみましょう。
上記のSUMIFの式はSUMIF(条件範囲,条件,合計範囲)となっています。それに対し
SUMIFSの式はSUMIFS(合計範囲,条件範囲1,条件1)となります。SUMIFとSUMIFSでは条件範囲,条件と計算範囲が逆になっているのです。
計算結果はどちらも同じになります。当然ですが。
条件が2つの場合、SUMIFSを使うしかありません。上記のエクセル表の式はSUMIFS(合計範囲,条件範囲1,条件1,条件範囲2,条件2)となります。
結果はみずほ銀行の有料放送費のみが合計されます。
複数条件だけ覚えればSUMIFとSUMIFSの順番の違いを覚えなくていい
エクセルで計算していくと複数の条件の場合で合計することもあれば、1個の場合で合計することもあると思います。式の形が違うものを2つ覚えるのはかえって混乱の元です。
SUMIFSで1つの条件の場合も合計できるのだからSUMIFSだけ覚えておけばいいのです。
まとめ
- SUMIFとSUMIFSを覚えるのは余計混乱するからやめよう。
- SUMIFSでSUMIFと同じことができるのだからSUMIFSだけおぼえるといい。